気になる事を調べたお話

日本で商業捕鯨再開。クジラ肉を食べることは反対?それとも賛成?

どうも社会人ブロガーのしゅうじん(@syu__zin)です!

先日、日本の商業捕鯨のクジラをビジネスとして水揚げすることが31年ぶりに再会をされました。

この話、クジラを食べるとか食べないとか賛成だとか反対だとかそういう話では実はないんですね。

 

日本ではクジラについて昔の出土品などから調べると、縄文時代にはすでに食べていたという風に推測をされています。

そして、江戸時代にはクジラ漁がとても盛んに行われていました。
水揚げされたクジラは、食べる以外にもヒゲだったり油だったり骨や皮などがいろんなことに利用されてきました。

 

しかし、今は社会的にクジラを食べるなんて日本は恥を知れ!ということで、各国から批判の声が殺到しています。

何よりクジラを食べる習慣が薄れた中で育った今の20代30代の方っていうのは、あえてクジラを食べなくてもいいかなーとか、そもそもクジラを食べてないから一緒に食べてると思われるとちょっと迷惑なんだよなぁと思う方も、もしかするといるかもしれません。

 

そして、この捕鯨の話をするうえで避けては通れない団体があります。

それは、”IWC 国際捕鯨委員会”という存在なんです。

※IWC 国際捕鯨委員会とは

IWC 国際捕鯨委員会、は1948年に「クジラの保護と持続的な資源利用」の目的と管理をするために設立された国際機関です。
日本は1951年に加盟をしています。

この IWCって聞くと、多くの人が反捕鯨団体でしょって思う方がいるかと思います。
しかし、実は加盟国の内、反捕鯨のスタンスをとっている国は48カ国。

捕鯨を支持している国は41カ国ということで、実は半分半分ぐらいなんです。

ところが、IWCが1982年に商業目的でクジラを取ることは駄目だということで一時停止を決定しました。

その決定を受けて日本も仕方なくこの商業捕鯨から1988年に撤退はしたんですが、どうかまた商業捕鯨をOKにしてほしいということで、ずっと IWC に交渉を続けてきていました。

しかしここまでずっと実現しないままで、2019年7月1日に日本はIWCを脱退して、翌日から商業捕鯨を再開しました。

 

とはいえ、日本はその間も捕鯨はしていました

それが国が税金を使って行なってきた調査捕鯨になります。
これは、2018年度の予算は50億円の税金が使われています。

※調査捕鯨とは

国から許可と補助金を受けて、日本鯨類研究所が資源の増減傾向などを探る目的で1987年から実施している捕鯨。サイズや重さを測定したり、耳あかや胃の内容物などを採集して分析する。鯨肉はあくまで「調査の副産物」として販売、国内で流通する。韓国は捕鯨をしておらず、漁網にかかって混獲されたクジラが国内で流通している。

商業捕鯨を再開した時に備えてくじらの研究だったり、データを集めることを目的に南極海だったり、北西太平洋まで行ってクジラを捕まえて、あくまでその副産物としてくじらのお肉を持って帰ってきて、日本の国内で売るという仕組み取ってきたんですね。

またあの小さいクジラ。ツチクジラとかイルカっていうのは IWC の規制の対象外なので日本はいろんなところで漁はこれまでもずっと行ってきました。

では、その調査捕鯨から商業捕鯨の今回大転換となるわけですが、専門家今回の動きをどう見ているのか。

水産資源の管理などが専門の、東京海洋大学准教授、勝川俊雄さんのお話です。

クジラを昔から食べてきた地域なんかもあるわけですから、クジラが食文化として重要だということも分かるわけですよね。

ただその南極の方に入ってクジラを取るっていうのは、元々日本がやっていた伝統的なものではなくて、戦後の食糧難をどうするかといった時に国を挙げて推進してきたという背景がありますので、食糧難が終わったこれからも、南極の方までクジラを取りに行く必要があるかと採算として合わないし、やりたいという企業もなかったわけですから、こちらから撤退して日本周辺での商業捕鯨に切り替えるという大きな流れとしては妥当な方向に向かったのかなと思います。

ただ一方で、実際問題鯨の肉が若い世代にとって全く消費されていない。

特に量が少ないこともそうなんですけどクジラ肉って高いんですよね。

クジラ肉の代替となる低たんぱく質がいくらでもあるような状況ですから、クジラを食べるという風には今後もならないと思います。

※ラジオ番組のコメントにて

 

このコメントを見てみると、捕鯨ってこんな状況があったのかと思いました。

ただやっぱり勝川先生曰く、今だとクジラの代わりになる動物性タンパク質を挙げると牛でも鳥でも豚でも羊でも色んな選択肢があるじゃないですか。

今は食糧難の時代ではないので、そんな中であえてクジラを食べるかって言うと中々そういうことには今後もならないかなということなんですね。

 

元々クジラを食べる地域の人は味を覚えてますし、また食べたいなって思う人がいる場合はいいんじゃないかと思う人はいるかもしれないですけど、新規で食べてみようかって人は相当少ないんじゃないかなと思います。

しゅうじんの鳥
しゅうじんの鳥
実際に僕もわざわざクジラを食べようと思わないです。

クジラを食文化として食べてきた世代、年配の方々っていうのは、これからやっぱり年を重ねるごとに減っては行きますよね。

それから若い世代はもともとクジラを食べない中で、新しく食べるかって言われると、これも未知数だと思います。

でも国はクジラを捕りたいんです。

その理由には食文化を守るためでもあるし、捕鯨が盛んだった地域では地元の産業を守るということで、実は政治にも関わってくるんですね。

映画作品の「ザ・コーヴ」で有名になった、和歌山県の太地町っていうのは、自民党二階幹事長の地元選挙区です。

そして近代捕鯨発祥の地といわれる、山口県の下関市はご存知の通り安倍総理の地元選挙区ということです。

地元の産業を活性化したいと思うのは、どんな有名な議員でも有名じゃなかったとしても、地元の声っていうのは大切にしたいと思います。

 

しかし、欧米からは白い目で捕鯨を見られているし、でも国としてはクジラを取りたいみたいだし、なんだか心地が悪いなと思う方も多いと思うんですよ。

どうすればいいのか、勝川さんはこのように提案しています

 

海外からの批判は最低限に抑えつつ、守りたいものは守っていく。

そういったような方向性っていうのもあるんじゃないかなと思っていて、資源として考える時にその資源の利用法って別に取って食べるだけじゃなくて、例えば日本でも小笠原とかだったらザトウ鯨のホエールウォッチングとかっていうのは観光資源になっていますし。

多分若い世代にとってはむしろ観光資源としての方が感覚としてフィットするかもしれないですね。

元々こうだったからこうであり続けなければいけないっていうことは全然なくて、日本人が鯨を食べるよりも見るほうがいい。可哀そうだっていう風に感じる人が増えてきたんだったら捕鯨よりも国としてもそっちの方向に行くのが妥当なんじゃないかなと思いますね。

※ラジオ番組のコメントにて

 

日本の水域の中ですが、クジラを捕っても問題にならないとなっているのが

ミンククジラ。イワシクジラ。ニタリクジラ

この3種類になっています。

もうすでに水揚げされているところもありますが、これらのクジラを今後捕っていく。
商業捕鯨が再開されても安定的にクジラが捕れるという保証はないんです。

 

そして、消費する人がいなければ捕鯨は成り立たないので、日本の文化とか産業を守りたいのであればこそ、変化を国としても受け入れていくことが必要なのかなという風に感じました。

 

関わっている方々は、意地もあれば思いも重なっていると思いますが、それはどの職業でもどの文化でも変化っていうので淘汰されたりとかあると思います。

その結果、違う形で残ってたりとかするものだから仕方ないのかなと思う部分もあります。

例えば、この IWC の中で48カ国が反捕鯨ということで、子供みたいなことを言いますが、例えば牛は良いのか悪いのか。イルカは良いのか悪いのか。じゃあクジラはどうなるんだとか。

僕たちの周りには色んな生き物がいて、こんな風に小さい時に疑問に思うことってあるじゃないですか。

大人になってなんとなくそこの線引きを勝手に止めていますが、そもそも生きている動物を食べていいのかと。

それを誰かが反対してるのか、それとも数が単純に減ったから守ろうって言っているのか。

数十年前は数が減ったから捕鯨禁止をしたのかもしれないですが、数が戻った時はどうするのか。

そうなってくると数を縦にしてた人達は数の言い分がなくなってくるわけですよね。

 

今回の捕鯨の件で、日本で31年ぶりに捕鯨が実際に始まりましたし、クジラを食べたいと思っている方はそれでいいと思うんですが、自分の中で食べるか食べないか、賛成なのか反対なのか、日本で商業捕鯨が再開されたことをきっかけに、今後の捕鯨について少し考えてみる機会でもなったらいいなという風に思います 。

動物愛護法の改正案についても記事を書いていますので、こちらもご覧ください。

ペット動物虐待に対して抑制になるのか。動物愛護法の改正案についてどうも社会人ブロガーのしゅうじん(@syu__zin)です!人間社会で疲れた時、言葉が通じなくてもただそばにいてくれるだけで元気...