どうも社会人ブロガーのしゅうじん(@syu__zin)です!
パソコンが普及し、音楽制作ソフトを使って誰でも気軽に自宅で音楽制作が出来る世の中になりました。
一昔はMTR(マルチトラックレコーダー)を使ったりカセットテープ、ボイスレコーダーで作曲してたりしてましたが、今は音楽制作ソフトも無料であったり手頃な価格で買えたりもするのが始めやすくなった理由のひとつかもしれません。
そしてパソコンを使って曲作りをしていると、こだわりたくなるのが制作中の音を聞き分ける為のモニターする音ですよね。
ただ良い音を聴くだけならアンプが付いていないパッシブスピーカーを聴いて、自分の好みの音がする物を買えば済みますが、作曲となるとまた違った聴き方をしないといけません。
そんな時に、使いたいのがモニタースピーカーです。
この記事では宅録で使えるモニタースピーカーを紹介したいと思います!
目次
⏹️モニタースピーカーは音をフラットにして聴くために必要な機材
音楽制作をする時に、いかにバランスよく聴こえるか、それぞれの楽器の周波数を調整しながら全体の音を整えてあげる必要があります。
出典:初心者からのDTM
例えばドラムのキック、ベースの音は低音域になり、ギターやボーカルの声は中音域の音の高さに、シンバルや音域の高いピアノなどは高音域の音になります。
曲作りの作業をしていると、ついついアイディアが湧いてきてしまい音を重ねがちになってしまうのはあるあるかもしれませんが、そうなると同じ音域の音が増えたりバランスが悪くなってしまい、せっかくの曲もゴチャゴチャしてしまい勿体ない事になってしまいます。
それを防ぐため、それぞれの音がバランスよく音域が被りすぎないよう、すっきり聴こえる為に音を聴きわける為にも、周波数特性と呼ばれる音を変換する回路から出力される音がどのように変化するのか確認出来るモニタースピーカーが必要になります。
もちろんモニタースピーカーがなくてもミックスは出来ますが、モニタースピーカーを使わずイヤホンやヘッドフォンのみでミックス作業をすると、自分の環境ではバランスの取れたミックスでも、第三者が聴く環境の物で聴いたときにはバランスが崩れてしまう事が起きてしまう事があります。
実際に別のモニター出来る機材があればバランスの確認は出来ますが、中間のバランスを作る事はとても難しいです。
意図しないミックスを防ぐ為にも、モニタースピーカーの必要性をご説明しました!
次はどんなモニタースピーカーがあるのかご紹介したいと思います!
⏹️YAMAHA HS5W
初心者向けというより、初めてモニタースピーカーを導入する人にオススメしたいのが、このYAMAHA HS5W。
出音に関しては丸く収まっている感じの音になります。
他のモニタースピーカーと比較してしまう書き方になってしまいますが、大きな音圧を感じる事は出来ないので、もっと出音を細かく聴き分けたい!という人には合わないかと思いますが、低価格ながらもモニタースピーカーとしてはバランスよく聴く事ができ、しっかり役割を果たしてくれます!
【主な仕様】
■形式:パワードモニタースピーカー
■周波数特性:54Hz-30kHz
■コンポーネント:LF=5"コーン/HF=1"ドーム
■出力:LF45W/HF25W
■入力端子:XLR/PHONE(バランス)
■消費電力:45W
■寸法:170x285x222mm
■重量:5.3kg
⏹️YAMAHA MSP5 Studio
こちらも初めてDTMでモニタースピーカーを導入したいという方にオススメしておきたいモデルになります。
音もフラットで癖も少なく人気のあるモデルで、値段とパフォーマンスを取ってみても十分な価値があります。
低音大好き!という人にはまた物足りなくなってしまうかもしれませんが、バランスの取れたミックスをしたい!という人にはぴったりです!
差込口もキャノンとジャックタイプと対応しているので豊富なケーブルを使う事が出来ます。
【主な仕様】
■パワードモニタースピーカー
■周波数特性:54Hz-30kHz
■コンポーネント:LF=5"コーン/HF=1"ドーム
■出力:LF45W/HF25W
■入力端子:XLR/PHONE(バランス)
■消費電力:45W
■寸法:170x285x222mm
■重量:5.3kg
⏹️TANNOY Reveal 402
すっきりとしたボディーからは想像しにくいパワーのある音が出てきます。
小柄ながら輪郭のある音が出てくるので聴感上で音のイメージが出来るのが特徴になっています。
また、本体にはイコライジングが付いているので特性を調整することが出来るので自分の作る曲の好みに合わせたりも出来ます。
個人的に、電源を入れた時のランプが後ろにあるのがまぶしくなくて嬉しいポイントになっています!
物によっては眩しい機材もあるからね!笑
【主な仕様】
■再生周波数帯域:56-48 kHz
■最大出力音圧レベル:101dB
■バイアンプ出力、RMS
■EQ設定オプション
■クロスオーバー周波数:2.8 kHz
■電源:100-120 V または 200-240 V(50/60 Hz)
■最大消費電力:96 W
■寸法(H x W x D):240 x 147 x 212 mm(H x W x D)
⏹️Fostex PM0.4c
まず、圧倒的なコスパを誇るのがこのFostex PM0.4cになります!
とにかく安くてもいいからモニタースピーカーが欲しい!という人にオススメしたいものになります。
安いから音質が良くないんでしょ?なんて思うかもしれませんが、そんな事はありません!
出音の迫力はほかの物と比べると落ちてしまいますが、全体のバランスとしてはきちんと音が出てきますので、役割を果たしてくれます。
まずはモニター環境を取り入れたいと考えている方は検討してみてはいかがでしょうか!
【主な仕様】
■エンクロージャー方式:2ウェイ・バスレフ方式
■低音域ドライバー:10cmウーハー
■高音域ドライバー:1.9cmソフトドームツイーター
■再生周波数帯域:60Hz~20kHz
■クロスオーバー周波数:1.6kHz
■本体質量:2.4kg(R側)2.1kg(L側)
⏹️KRK RP5 G3
KRKと言えばDJやトラックメイカーが好んで使っているメーカーという印象もありますが、その印象通り低音が気持ちよく出てくれます。
低音が良く出るのだとミックスしにくいのでは?と思いますが、しっかりとモニターしたい音域も作り手にはあるのでDJなどをされる方には気になる周波数の低音をじっくり聴くことが出来ます。
低音ばかり出ると思ってしまうかもしれませんが音もクリアで高音域もしっかり音が出せるのがKRKの良さでもあります!
【主な仕様】
1インチ ソフトドーム ツイーター
5インチ アラミドグラスファイバー ウーファー
XLRおよび1/4インチ TRS 10kΩバランス
RCA 7kΩアンバランス
システムレベル調整: +6dB ~ -30dB
HF Adjust: 4ステップ(-2dB、-1dB、0dB、1dB)
LF Adjust: 4ステップ(-2dB、-1dB、0dB、2dB)
50ワット バイアンプ設計 HF: 20W、LF: 30W
周波数特性: 45Hz~35kHz -10dB
寸法: 28.4cm x 18.8cm x 24.6cm (H x W x D)
本体重量: 5.9kg
⏹️KRK V4 S4
こちらもKRKの機材になりますが、先ほど紹介したものの上位版になります。
値段も上がりますがその分の音質とモニター出来る音域も上がります。
出音はRP5よりも断然低音が綺麗に出て高音もさらにクリアになります。
正直V4 S4の音を聴いてからRP5の音を聴くとこんなにも音に違いがあるのかとびっくりするかと思いますが、やはりそれだけ値段にも差が付いてしまうという理由も分かります。
もしもお店で試聴出来る機会があれば試してもらいたいモニターになります。
さらに上のKRK V6 S4になるともっと違いを確認することが出来ますが、これも試聴できる機会があればぜひ試してみてください!
【主な仕様】
■49パターンのEQセットで最適なモニタリング環境を実現
■周波数特性:58Hz - 19kHz ±1.5dB
■寸法(H x W x D):25.6cm x 16.6cm x 21.8cm
■重量:5.8kg(1本あたり)
⏹️GENELEC 8010AP
モニタースピーカーと言えばこのメーカーを思い浮かべる人も多いのではないでしょうか?
レコーディングスタジオなんかに行けばひょっこりGENELECシリーズのスピーカーが置いてあるかと思います。
さて、このモニタースピーカーですが、まず見た目が独特でサイズも小さいので、どんな音が出るのか気になりますよね。
特徴としては中域の音が綺麗に聞こえてアナログのような温かみのある音になっているのが印象にあります。
そして、本体のゴム足はアタッチメントになっていて作業環境に合わせてスピーカーの角度を調整することが出来ます!
こういうのが地味に嬉しいんですよね!
【主な仕様】
■ニアフィールドモニタースピーカー
■周波数特性:74Hz~20kHz(±2.5dB)
■アンプ部定格出力:高域25W(8Ω)、低域25W(8Ω)
■クロスオーバー:3kHz/ 消費電力:35W(Max)
■ミュージックパワー(ペア):96dB
■寸法(mm):121W×181H×114D
■本体重量:1.5kg
⏹️ADAM A5X
初心者用のモニタースピーカーから卒業してさらに正確な音をモニターしたいという方にオススメしたいのがADAM A5Xになります!
少しサイズは大きくなりますが音がいいんです。
聴いた感じの音だと音の輪郭がはっきりしていて定位が分かりやすく音も前に出てくる印象があります。
モニターという名のようにほんとに音にクセをつけることなくストレートに出力してくれるので、出音を信用してミックスすることが出来ます。
さらにそこまで音量を上げなくてもしっかりと全体の音域が出るのもクオリティーの高さを物語っているように感じます!
【主な仕様】
■周波数特性:50Hz ~ 50kHz
■最大出力音圧レベル:≧110dB
■内蔵アンプ :ウーファー 50W/75W peak ツイーター 50W/75W peak
■入力端子:XLR/RCA
■寸法:280mm(高) x170mm(幅)x220mm(奥行)
■本体重量:6.6kg
⏹️まとめ
DTMでしっかりミックス作業をするために必要なモニタースピーカーを紹介しましたが気になった機材はありましたか?
正直実際にお店に行って音を聴いてもらう方が分かりやすいんですが中々聴ける場所も少ないかと思います・・・
都内であれば、渋谷に2軒DTM専門店があるのでいくつか試聴することが出来るので、お気に入りのリファレンスCDを持って行ってみるのもいいかもしれません!
お店情報も載せておきますね!
■池部楽器パワーレック6F
https://www.ikebe-gakki.com/realshop/powerrec/
■Rock oN Company
https://www.miroc.co.jp/contact_us/shibuya_store_info/
また他の記事でも音楽関係の事を書いているので良ければご覧ください!