事故を起こすような運転はしないけど、任意保険って入っておいた方が良いかな・・・?
自賠責保険の加入だけで走れるバイクですが、万が一の事故について不安を抱えている方に向けて、自身が起こした単独事故(自損事故)の経験をもとに記事にしていきたいと思います!
事故を起こすような運転をしていなくても、絶対事故を起こさない・巻き込まれないとは言い切れません!
保険料の掛け捨てが勿体ないと思っていても、何かあってからでは遅いです。
目次
単独事故(自損事故)を起こした時の対応
事故を起こしたら、警察や保険会社に連絡するというのはイメージ出来ますよね。
ただ、自損事故の場合はどうなのだろうか。
怪我も擦り傷程度でバイク自体にも走行に問題がなければ、そのまま立ち去ってしまう人が多いかと思います。
ただし、電柱やガードレールなどの物損があれば、トラブルを防ぐためにも警察に連絡しておく必要があります。
自損事故で自分のバイクの損害を補償したい場合は、保険適用させるためにも警察と保険会社に連絡は必要になります。
保険適用の条件として「車両保険」に加入している場合に限ります。
任意保険が気になる方は、自分の条件に合ったバイク保険を無料で一括見積できるサービスもありますので、ご確認下さい。
バイク事故を起こした状況
ここからは実際に僕が自損事故を起こした時に状況していきます。
どんな状況で事故を起こしてしまったのか、理由は分かっているのでここで共有しますね!
1度目の事故:雨の道路で車のブレーキでタイヤがロックして転倒
一番最初に単独事故を起こしたのがまだバイクに乗りたての16歳のとき。
その日は雨で、路面は滑りやすくなっていた。
もちろん速度も抑えめでゆっくり走行していた。
前を走る車との距離をとりつつ、走行中にその瞬間はやってきた。
急に前の車がそこそこのブレーキを掛けた。
特にブレーキをする必要のないところだったので、少し驚いた僕は強めにブレーキを握った。
次の瞬間。
「グイッ」「おっ!!まじかっ!!」
ブレーキで後輪の車輪がロックしてしまい、滑りやすい雨の路面ではどうすることもなくそのまま転倒してしまった。
前を走る車はそのまま走り去ってしまい、倒れた僕は大した怪我もしていなかったので、バイクを起こして歩道に避難した。
バイクの状況はクランクケースカバーが割れてしまい、セルは回るけどエンジンは掛からない。
動かないバイクと、逃げていった車の事でイライラして思わず「くっそー!!」と声に出していた。
ブレーキされた原因として、正直バイク乗りで意地悪されたのかとも思いました。
幸い怪我もしておらず、自宅の近くだったこともありそのままバイクを押して帰りました。
当時はバイクに任意保険に入っていなかったので、約5万円ほど掛けてバイク修理を依頼することになりました!
【転倒してしまった理由】
- 路面状況の悪い中、もう少し車間をとっておくべきだった。
- ブレーキの掛け具合にも気を付けるべきだった。
2度目の事故ケース:カーブを曲がり切れずに転倒
2度目の事故は、25歳ぐらいの時でした。
丁度遅めのGWを取り、東北ツーリングを楽しんでいる時にその事故は起きてしまいました。
青森県と秋田県の境目にある十和田湖という場所を走っている時に、すれ違うライダーさんにヤエーという挨拶をしながら気分よく走行していました。
対向車線にライダーさんが見えたので、手を振り挨拶をしたその数秒後、結構きつめの下りのカーブが差し掛かっていた。
カーブに気付くのが少し遅れながらも走行しようとするも、結局曲がり切れずに転倒・・・
転倒する瞬間、「あっ、砂利もあるし速度的にも曲がり切れない・・・コケる。」
そんな走馬燈もよぎりながら派手に転んでしまった。
転倒した直後は、体の心配よりもバイクの心配をしてしまう。
ライダーあるあるかもしれませんが、すぐにバイクを起こしに向かいました。
バイクはカウルが少し割れて傷がついた程度でしたが、心が痛い・・・
エンジンも掛かったので自力で走行する事は可能だったのがホッとしました。
体はというと、左足が紫色になり思いっきり腫れている症状。
幸い打撲のような感覚で骨が折れているような感じはしなかったので、宿泊しながら東京まで帰りました。
【転倒してしまった理由】
- 道路状況の確認不足
- 前方不注意
- 速度の出し過ぎ
バイク走行中にヒヤッとした瞬間
実際にバイク事故を起こしたのは2回ですが、ヒヤッとした場面はいくらかあります。
一歩間違えば事故を起こしていたかもしれない状況を共有します。
おばあちゃんにウインカーなしで左折されたとき
見晴らしの良い田んぼ道で、前の車について行っている時でした。
運転手はおばあちゃんで軽自動車を運転していたので、速度に合わせてゆっくり後ろを走行しているとき、暇な走行で景色も楽しみながら走行していると、ウインカーなしで急に曲がるおばあちゃん。
「まじかっ!あぶないっ!」
思わず強めのブレーキをして追突を回避。
車間距離も少し甘かったかもしれませんが、ウインカーなしで進路変更されるとびっくりします。
車に幅寄せされたとき
片側3車線道路で街乗りをしている時、バイクを見落としていたのか急に車が目の前にウインカーなしで割り込んできた。
道路を走っているとよく目にしますが、危ない運転をする車は大体ウインカーを出さないで車線を移動してきます。
「バイクの見落とし」「ウインカーなしで車線変更」
この二つの要素で歩道側に走っていた僕のバイクは、接触事故を起こしそうになりました。
結果的に事故にはなりませんでしたが、縁石に バイクをぶつけてしまうという損失に。
車はそのまま走り去りましたが、これは許せない出来事でした。
ウインカーなしでの車線変更は大変危険なので、ウインカーを出してから行ってください。
雨天時にカーブにあるマンホールを踏んだ時
ライダーあるあるかと思いますが、カーブの途中に頻繁にあるのがマンホールです。
なぜカーブにあるのかと説明すると、下水道のパイプの構造上の問題でカーブにマンホールが設置されています。
地面が乾いている晴天時ならそこまで気にしないですが、路面が濡れている時は非常に滑りやすいです。
意味不明な所での急ブレーキをかけられるとき
交通状況からして、ブレーキを掛ける必要がない時にされる急ブレーキはとても反応しづらいです。
僕は雨天時にこの急ブレーキをされて転倒してしまいましたが、今でもブレーキをする状況でもない時に出くわすとヒヤッとしたりします。
追突は過失の割合も高くなってしまうので、一定の距離の車間は取っておきましょう。
砂や落ち葉のある道路を走行しているとき
海沿いや山間部の道路は道路状況が少し荒くなっていたりします。
道路にある砂利や落ち葉が落ちている時は、いつも以上にタイヤが滑りやすく転倒しやすくなります。
気持ちの良い場所も多いですが、道路状況に合わせてゆっくり走行しましょう。
バイク事故の過失割合について
運転中、万が一起きてしまったバイク事故。
そんな時に頭の片隅に入れて置きたいのが過失の割合。
事故を起こした場合、ほぼ確実に10対0の損失割合になってしまうことがあります。
相手に非がない事故になりますので、以下の事故は基本的に防げるはずなので起こさないようにしましょう。
- 道路に駐停車している四輪車に、二輪車(バイク)が追突事故を起こした場合
(駐車禁止の場所に止めてある場合は除く) - 信号機のある交差点に、赤信号で進入した直進四輪車と青信号で進入した直進二輪車が衝突した場合
その他にも過失割合について説明しているサイトがありますのでリンクを載せておきます。
実際に起こりえる事故を元に説明しているので、参考になります。
もしもの時のために任意保険は入っておくべき
バイクに乗る時は、『自賠責保険』が必要になりますが、補償される範囲は最低限度です。
年間2万円程度掛かりますが、入っておきましょう。
僕自身も任意保険に入っていますが、未だに保険を使うまでの事故を起こしていません。
自動車事故を起こしてしまえば一瞬で人生が変わってしまう事もあります。
楽しいバイクライフを楽しむためにも任意保険に入ってバイクに乗りましょう!
バイク保険もネットで手軽に出来るので、自分の条件に合ったバイク保険を一括見積できるサービスを利用する事をオススメします!
【保険の窓口インズウェブで比較できる保険会社】
- アクサダイレクト
- チューリッヒ
- 三井ダイレクト
- 共栄火災
- バイク保険共栄火災損保ジャパン
- 損保ジャパンAIG損保
- 三井住友海上
- あいおいニッセイ同和 など
バイク事故は悲惨な結果になりやすい
単独事故で体に後遺症などが残らなけばまだいいですが、バイク乗りは車と違い中身の体がむき出しの状態です。
事故を起こした際に、体の打ちどころや後続車による二次災害で思わぬ悲劇を引き起こすことも考えられます。
また、バイク事故での死亡原因は『頭部』『胸部』『腹部』が高い割合を占めています。
死亡事故の確率を減らすためにも「ヘルメットのあごひもをしっかり締める」「胸部プロテクターを着用する」ようにしましょう!
安全な装備を身に付けて走ろう!
自身のバイク事故を元に感じた危険なポイントや、万が一の時に備えて任意保険は入っておくべきだと思いました。
週末の楽しいツーリングに出掛けたはずが、自分の不注意やもらい事故などでせっかくのツーリングを台無しにしてしまうのは勿体ないです。
油断が事故を生む
- 道路状況を確認してカーブ手前は減速する
- カーブにはマンホールがあると想定して走る
- 万が一に備えてプロテクターの用意と任意保険に加入しておく
- 充分な車間距離を保つ
身を守る装備と、事故後の対応もしっかりしてくれる保険に加入していれば、何も準備していない状況では天と地の差になります。
「自分が事故を起こすわけがない。」
そう思っても絶対とは言い切れません。
まだプロテクターなどの装備の準備や任意保険に入っていないという方は、是非とも考えてみてください。
その他にもバイク関係の記事を書いているので良ければご覧ください!
『バイク通勤・通学の服装と便利なアイテム厳選10点をまとめました!』
ここまでお読みいただきありがとうございました!