どうも社会人ブロガーのしゅうじん(@syu__zin)です!
日本全国の指定過疎地域と呼ばれる場所を回り、まだネットに出回っていないような人・物・伝統などの魅力を改めて見つけたいと日々感じる所存。
今回も、ライターさんに指定過疎地域に足を運んでいただいたので、その様子について書いて行こうと思います!
目次
江津市(ごうつし)はどんな街?
今回足を運んだのが島根県にある江津市(ごうつし)になります。
日本列島の中国地方にある島根県ですが、中国地方随一の大河のまちになっていて、島根県西部に位置し、日本海と山に囲まれた街です。
かつて江津市は工業の町として栄えましたが、今は衰退しつつあるそう。
2019年9月現在の人口は23,505人。
もっというと、山陰地方(鳥取・島根)で最も少ない。
そして「全国で最も東京に遠い都市」と言われてます。
どういうことかと言うと、東京へのアクセスが悪くて日本で一番時間がかかってしまう!
それが教科書に乗ったり、テレビで取り上げられ、ちょっと有名になったこともありますよ。
残念な情報が並んでしまいましたが・・・逆に、どんなところか気になってきませんか?
「東京に最も遠い都市ってどんなところなんだろう?」「どんな街なんだろう?」
まずは江津市の観光案内所へ!
車を走らせて、江津駅へ到着。
風情のある駅で、山陰本線が走っていますよ。
道を挟んで反対側に、「パレットごうつ」という複合施設がありますが、この中に「観光情報センター」があります。
営業時間 | 9時~17時 |
休日 | 火曜日・年末年始 |
スタッフの方がとっても親切で、色々教えて下さいました。
結果1時間近く長居をしてしまった・・・(;´∀`)
ただ居座っていただけではありません!
私、江津市の名産品などを見ていました!ちなみに名産はこちら!
・石見焼き(いわみやき)
・石見神楽(いわみかぐら)
・勝地半紙(かちじばんし)
・まる姫ポーク(豚肉)
・桑茶
・はちみつ
※江津市を含む島根県西部は石見地方と呼ばれています。
勝地半紙という和紙はこんな風に商品化されていました。
ポストカードや手紙など、ちょっとした贈り物にぴったりです!
そしてコチラは、石見神楽でおなじみの大蛇です。
これも勝地半紙(和紙)で出来ているんですって!!!!
紙で作られたとは思えないほどの強度でした・・・素晴らしい!!
石見神楽とは
ちなみに、石見神楽とは??
島根県西部に古くから伝わる伝統芸能で、派手な衣装・太鼓のお囃子・テンポの良い舞い、スモークなどの演出でエンターテイメントとしても楽しめる人気の伝統芸能です。
今回訪れた日(平日)は残念ながら公演していませんでしたが、週末は江津市のイベント会場で公演しているそうですよ!
江津市の石見神楽スケジュールがホームページから確認できます。
そしてこちらは石見神楽グッズです。
江津市の見どころについて
食べ物の名産品は、まる姫ポーク(豚肉)・桑茶・はちみつなどなど、これらは観光情報センターなどのお土産ショップで販売されてました。
観光案内所で手に入れたパンフレットを見ながら観光案内所の方に江津市の見どころについてお話を伺う事に。
迷うことなく即答。
なるほど、水が豊かな街なのか~!!ということで、江津市の川や海など「水」にまつわるところを中心に楽しんでみることに!
他にも、観音滝・岩瀧寺の滝などおすすめされましたが、回りきれそうになかったので次の機会にしようと思います。
中国地方最大の河川「江の川」の景色を楽しむ。
江の川(ごうのかわ)は中国地方最大の河川と上流の広島県から流れ、190Km旅の末、江津市で海に合流します。
観光案内所ではその景観が素晴らしいとおすすめされました。
観光案内所を後にし、国道261号線沿いを車で走ってみると・・・
川の青さが深い。
山と川の、それは美しい景観がありました!夏は鮎がとれて美味しいらしい。
というか、こんな綺麗な場所で採れる鮎って絶対に美味しいんじゃないでしょうか。
初めての景色なのに、なんか懐かしい感じがするんですよね。
何処までも美しい、のどかな景色をたっぷり堪能できました。
魚が美味しい「日本海」の景色を楽しむ。
国道9号線沿いは、日本海の景色が楽しめます。
ブルーグリーンの海に、白波が映えてます。江の川は穏やかでしたが、日本海はちょっと荒波。その対象的な感じが面白いですね。
こんなに景色がきれいなら、滝もきれいだろうな~と思う。
さっきすすめられた「観音滝」「岩瀧寺の滝」も時間があれば行きたかったですね。
みなさん、機会があればぜひ!
じばさんセンターでお土産を買う
川に海に「水」の景色を楽しんだ後は、お土産を買うことに。江津市でお土産を買うなら「じばさんセンター」か「さんピコ」がおすすめです。
「さんピコ」は道の駅で、野菜やお土産、地元の名産品が販売されています。
ここでは石見神楽の上演もやってますよ!
営業時間 | 9時~17時(日祝18時) |
休日 | 年末年始 |
今回行ったのは「じばさんセンター」。江津の名産品やお土産がそろっていますよ。
飲食店もあるので、ここでお食事をしてもいいかも。
ちなみに、赤い屋根の瓦は「石州瓦(せきしゅうがわら)」
江津市を含む石見地方で造られている、寒さに強い瓦。
江津市の屋根は、ほとんどがこの赤茶色の石州瓦です。赤茶色の屋根と、海の色がマッチするんですよね~。
地場産センターでは、石見焼きが多く販売されていました。きれいな色合いのカップや、お皿の数々です。持ってみると意外に軽い!
クラフトビールもありましたよ。石見神楽デザインです。
ここではクラフトビールを1本買って、お買い物終了。
売店のお姉さんにおすすめのランチを聞いてみると「栄寿司はどうですか?」と寿司屋さんをすすめられました。
さすが日本海、海の幸がおすすめなんですね!
「お腹をしっかりすかせて行ってくださいね」と、不敵にほほえむ店員のお姉さん・・・
え?どういうこと?と思いつつ「栄寿司」に車で向かいました。
栄寿司で天丼を頂く
場所は江津駅の近く。
コチラが栄寿司(さかえずし)です。
お寿司屋さんなのに「天丼」をすすめられたんですよね。
お店の人にも、お客さんにも。
そう思いながらも地元の人に言われるがままに「天丼」を注文しました。
待つこと10分。
来ました天丼!!
で、でかい・・・
伝わります?このボリューム。
どんぶりから天ぷらがはみ出しまくり&ギューギューに入っててご飯が見えない。「お腹をすかせて行け」の意味がとても良く分かる。笑
御飯の量を減らしてもらったんですけど、それでもこのボリューム!!
さらに、お汁・茶碗蒸し・漬物・サラダ付き!
さっそく頂きます~。
お汁も茶碗蒸しも、天ぷらもとても美味しかったです!天ぷらサクサク~ソースがご飯にあう~止まらない~!エビ天が3本も入ってる~!!
これがランチで1,150円(税込み)!!
隣の席の方が県外の方で、「江津市に来るときは必ずこのお店に来る」と仰っていました。なるほど。県外の方にも人気なんですね~
納得のボリュームとお味とお値段でした。(結局全部食べられず・・・申し訳ありません)
しっかり食べた後は、体を動かさないと!ということで大崎鼻灯台を目指します。
石見海浜公園の石見大崎鼻灯台へ行く
観光情報センターで「日本海を見るならここ」とすすめられたのが石見大崎鼻灯台(いわみおおさきはなとうだい)駐車場から15分くらい徒歩で登ります。
食後の運動にぴったりですね。石見大崎鼻灯台は石見海浜公園の西側にあります。
公園の駐車場に車を停めて、登っていきますよ~!
ちなみに石見海浜公園とは、海水浴・キャンプ・アスレチックなどアウトドアが楽しめる、かなり広い公園です。ファミリーにとてもおすすめのスポットですよ。
こんな坂を登ること、15分。
到着しました石見大崎鼻灯台です。かわいらしいサイズの灯台でした。
ここからの景色はどんなかな~♪
これはこれは、見事な景色です。ずいぶん遠くまで見渡せるので、何枚でも写真を撮りたくなりますね。
歩いて暑くなった体に、風が気持ちいい~
そして学校のチャイムが遠くから聞こえてきました。
やっぱり、どこか懐かしい感じがしてしまう江津市です。
普段の忙しい生活を忘れてしまうほど、しばらくのんびりと海を眺める。
だんだん風を寒く感じるようになり、帰ることにしました。
有福温泉でゆっくり入浴
水が豊かな街、最後はやっぱり温泉でしょ!ということで江津市にある有福(ありふく)温泉に入ることに。石見大崎鼻灯台から車で約20分の距離です。
画像左側が無料駐車場。ちょっと昔の温泉街の雰囲気でここもノスタルジックです。
有福温泉ですが、約1360年前に発見された歴史の古い温泉で、名湯が湧く、福がある場所→「有福温泉」となったらしい。そして女性に嬉しい美肌の湯で評判です。
3つの外湯があるらしく、どれがいいか聞いてみると「御前湯(ごぜんゆ)」と、口を揃えて皆さんおっしゃいます。
こちらが皆さんおすすめの「御前湯」
レトロ感満載の建物ですね。さらに中に入ると、番台があるんです。しびれる~!!
有福温泉が凄いのは「100%源泉」というところ!湯船の真ん中にある石の柱から、お湯が出ています。
温度はちょっと熱めで、入った時「うわっ」と思ったのですが、しばらく入っていると調度よくてむしろ気持ちが良くなってきます。
また、「こんにちは」と言って湯船に入ってこられる方が多くてそんなちょっとしたコミュニケーションも楽しめます。身も心もほっこりしますね。
有福温泉では石見神楽上演用の建物があり、週末など楽しむことが出来ますよ。
次行くときはぜひ見たいですね!
営業時間 | 7時~21時 |
料金 | 大人一人400円 |
休日 | 火曜日 |
その他のオススメスポットの紹介
今回、回ることは出来ませんでしたが江津市にはまだまだ足を運んでいただきたい場所があります!
その場所を紹介して行こうと思います!
しまね海洋館アクアス
引用:じゃらん(https://www.jalan.net/kankou/spt_32202cc3320152632/)
江津市には大人気水族館「アクアス」があるよ!
この水族館の見どころは、シロイルカのバブルリングです!
正確には江津市とお隣の浜田市との中間地点にある建物なので、浜田市の観光地でもあります。
ここも水にちなんだ、江津らしい観光地ですね。
お土産のお買い物、お食事、アスレチックなどの遊具があり一日楽しめる場所です。
営業時間 | 通常期間の時間:9時~17時 (7/20~8/31の営業時間は9時~18時) |
料金 | 大人1,550円 小・中・高校生500円 |
休日 | 毎週火曜日(祝日の場合その翌日) |
江津市で宿泊するなら「森林総合公園風の国」がおすすめ!
さらに宣伝しちゃうんですが・・・江津市の山の方に行くと「森林総合公園風の国」という施設があります。
東京ドーム7個分もの大きな大きな敷地の中に温泉、宿泊施設、レストラン、テニスコート、ミニドッグランなどなど。
コテージであれば、ペットも宿泊可&バーベキューもできます。
大自然の中でリラックスしたり、運動したりとてつもなくリフレッシュできそうな、温泉リゾートです。
「風の工房」という体験工房があり葉書作り、竹とんぼ作りなども体験できちゃいますよ。
ここも江津市らしい、美しい自然をたっぷり味わえます。
もし宿泊できるなら、ここが良いですね!
まとめ
冒頭から「東京から一番遠い、人口が少ない」など、どんだけ田舎なの?と、心配されそうな街「江津市」に行ってみました。
確かに公共交通機関の本数が少ないので、観光する際はレンタカーがおすすめです。
しかし、行ってみるといいもんですね。
自然と、水が豊かな国。川も、海も、景色が素晴らしいです。
紅葉の季節に行っても良かったかな・・新緑の季節もいいなぁなんて思ったり。
そして、どこかノスタルジックというか、懐かしさを感じてしまう。
人々の温かさが、なんか泣けてくる。
そんな素朴で、雄大な街「江津市」はいかがでしょう?
その他の地域も足を運んでいるのでこちらの記事もご覧ください♪
【指定過疎地域】宿泊・リゾート。長崎県伊王島町で極上リラックス!
ここまでお読みいただきありがとうございました!