どうも社会人ブロガーのしゅうじん(@syu__zin)です!
地域から人口が減って、都心の方に人が集中してしまっている日本。
そこで僕は、人が減少してしまった指定過疎地域に行き、そこがどんな場所でどんな物があるのか、そしてどんな人たちが生活をしているのか、実際に足を運び感じてきたことを記事にしています。
目次
遊佐町(ゆざまち)はどんなところ?
遊佐町は山形県の最北端、一番左上端に位置する小さな町で湧き水の里として紹介されています。
2008年に上映された映画「おくりびと」や、2019年に上映された映画「サムライマラソン」のロケ地になった場所です。
また、山形で一番大きな山である「鳥海山(ちょうかいさん)」に一番近い町でもあります。標高も2,236メートルもあり、地元民のシンボルにもなっています。
映画で二度もロケ地として選ばれた遊佐町ですが、実はあまり知名度はなく、知らない人がほとんどかもしれません。
遊佐町(ゆざまち)の見どころを紹介
映画の舞台になるほどロケーションの良い遊佐町ですが、日本海にも面した自然豊かな町です。
私がお伝えしたい見どころを紹介していきますね!
映画のロケ地
冒頭でも述べましたが、この遊佐町では映画で二度もロケ地として選ばれています。
そこで、いくつか映画で撮影された場所を紹介したいと思います。
こちらの画像は、映画『おくりびと』に出てくる椅子のある場所です。
こちらの月光川河川公園では、様々なシーンを撮影していました。
一番有名なシーンといえば、主人公である大悟が鳥海山をバックにチェロを弾いたシーンが有名ですね。
少し関係ない話にはなりますが、私が学生時代の頃によく部活動でよくここを走っていた思い出があります。
■月光川河川公園
さて、こちらの写真に写っているのが旧朝日橋なんですが、大悟がチェロを弾いた鳥海山の見える土手のシーンで使われました。
しかし、現在はこのように石で車が通れないようになっております。
おくりびとに出てくる椅子について
次にあの有名なシーンである、大悟がチェロを弾くために座った椅子を探しに行きます。
しかし、十分以上探しても見つかりませんでした・・・。
知人に聞いてみると、雪が降る時期にはもう椅子を撤去しているとのことだったので、あの椅子を座るには来年の春まで待たなきゃいけないようです。うーん残念。
映画『サムライマラソン』に出てきた旧青山邸
次に旧青山邸についてなんですが、電池切れが写真が撮れませんでした・・・。
現在、国指定重要文化財として管理されている旧青山邸ですが、青山留吉が財産を使って自分の故郷に建てた邸宅です。
建物を紹介する前に青山留吉がどういう人物なのか、軽く説明すると北海道の漁業で成功を収めせ、北海道で小規模ながら漁場を開き、そこで更に成功して大儲けした人物です。
青山留吉が購入した、当時高級品だったものが多数展示されていますので、もし興味がある方は是非行ってみてください!
■旧青山本邸(きゅうあおやまほんてい)
遊佐町の見どころ その2
遊佐町を訪れた際には、是非とも地元のご飯屋さんにも立ち寄ってほしいと思います。
そこで役に立つのが、「遊佐町いいミセえっぺだマップ」
遊佐町内のお店やコミュニティセンターに配布されているので、「ご飯をどこで食べようかな・・・」と迷われている方は是非ともゲットしてください!
私が持っている「遊佐町いいミセえっぺだマップ vol.6 飲食店特集 2019」では、27件もの飲食店が記載されています。
実は私、ほとんど外食をしたことがないので、どの店にするかちょっと迷ってます。
学生時代にお世話になった教師の方が、よく「ケンちゃんラーメン」という店をおすすめとのことなので、今回はそこで外食しに行きたいと思います。
月光川河川公園から少し長い距離を歩いていると小雨が降り出したので、小走りで雨が強くなる前に着きました。
この店のメニューには「大」「中」「小」の醤油ラーメンしかありません。
でも、営業時間が11時~14時までなので、営業が少ない点を考えると理に叶っているのかもしれません。
私は小腹なので、今回は小盛のラーメンを注文。
注文して3分もしない内にラーメンが出てきました!
もう皿からこぼれそうな量です!
最初見た時、「あれ、私は確か小盛を選んだはずなんだけど」って少し困惑しましたね。
一口ずつ味を楽しみつつ、食べるとあっという間に完食です。
遊佐町の見所その3 空き家を使った町おこし
さて、次の見所についてなんですが、少し観光から外れてこれから遊佐町に移住する方に向けた内容となっています。
実はここ近年、遊佐町地域おこし協力隊の皆さんが古くなった空き家を店にリフォームしています。
そう思った方もいるかもしれませんが、遊佐町を盛り上げるための活動を行う人々です。
遊佐町地域おこし協力隊になれば起業を支援してくれる制度を利用することが出来ます。
詳しい詳細については遊佐町地域おこし協力隊起業等支援補助金交付要綱をお読みください!
ちなみにここ近年で出来た店といえば「古民家カフェわだや」やパン屋「小むぎ」等があります。
パン屋の「小むぎ」がスタートするまでのレポートがあるのでこちらもご覧ください!
http://yuzamachi.com/diy/pankomugi/2019/10/08/
もし、新しい場所で飲食店を開きたい方は是非遊佐町に来てみてください。
遊佐町の見所その4 身近なところに絶滅危惧種が生息している
実はこの遊佐町では絶滅危惧種に指定された生き物が住んでおります。
その生き物の名「イバラトミヨ」です。
イバラトミヨはトミヨと呼ばれる魚の仲間であり、絶滅危惧IA類 (CR)に指定されている生き物です。
昔は別の町でも住んでいたのですが、環境の変化により今は遊佐町で沢山生息しています。
また、絶滅危惧種に指定されているため、地元の学校ではイバラトミヨについて色々と教えられており、小学校では川を使って実際に保護なんかもしていたりします。
冬の時期は流石にイバラトミヨは顔を出しませんが、春から夏の時期になると顔を出して泳いでいるので、運が良ければ川で見れるかもしれません。
遊佐町の町おこしの本気度がヤバい!
移住者やUターンの取り組みが手厚く、県が設置するマッチングサイトに最大100万円の移住支援金が支給される取り組みもあります!
※条件があるので詳しくはこちらのサイトをご覧ください!
山形県移住支援事業について
他にも移住の為に家探しをしたい方の宿泊費を一部負担してくれたりもしています!
さいごに
今回は映画の舞台になった場所や移住について紹介しました。
映画舞台の他にも観光地は沢山あるのですが、時期的な都合もあり紹介できませんでした・・・。
しかし、遊佐町では都会では滅多に見られないものが沢山があります。
まだ紹介いない部分でも、夏に開催される「ツーデマーチ」というビックイベントや地元で有名な観光地である「十六羅漢岩」がありますので、是非是非旅行で行ってみてください。
他にも指定過疎地域に足を運んでいるのでこちらの記事もご覧ください!
【大河のまち】島根県で一番人口が少ない江津市で見てきた景色!
【長野県大鹿村】日本で最も美しい村で自然豊かな場所で見た景色!
ここまでお読みいただきありがとうございました!